製品情報・システム
よくある質問
製品について
ドリップかんがい
点滴かんがい(少量長時間のかん水)を行うためのチューブで狭い範囲にかん水を行ないます。チューブ(ホース)の中に一定間隔でドリッパー(またはエミッター)という点滴機器(水が一定量したたる機能)を内蔵したもので、そこから植栽に水を与えます。植栽の根域部分に集中してかん水するので、水をムダにしません。
緑化には、ドリップ間隔30、50cmのチューブを50~100cmの敷設間隔で使います。
標準型も定流量型も標準敷設延長内ではほぼ均一の点滴量となります。
標準型の場合、ドリッパー(エミッター)からの点滴量が圧力によって異なりますが、定流量型は圧力に影響なく一定の流量になります。 例えば、標準型の場合、段々畑に設置する際などは、上の段と下の段で高低差分だけ圧力が異なる場合があり、点滴量も変わってしまいます。
定流量型は、高低差があって圧力が違っていても、点滴量(水量)が一定です。 段々畑や傾斜地に敷設する場合、1ラインで長い敷設長が必要な場合など、点滴量のばらつきを抑えたいときには定流量型をお薦めします。
ドリップチューブは、水を入れる側の仕切り弁を閉めても、チューブ内に残っている水が少しずつドリッパーから流れ出てしまいます。ボタ落ち防止型は、仕切り弁を閉めたらドリッパーからの点滴も止まるタイプです。かん水量を精度良く管理したい場合にはボタ落ち防止型をお薦めします。
使えます。勾配がある場合は、バキュームブレーカーが必要です。末端には必ずフラッシングバルブをつけてください。埋設した上を車両が通る様な場合では使わないで下さい。
埋設して使う場合、各ドリッパーの点滴用の穴から植栽の根がチューブ内部に侵入してつまってしまい、点滴が上手く出来なくなる場合があります。ルーツガードは、ドリッパーに特殊な薬液をしみこませて根の侵入を防ぐことで安定した点滴ができます。
ある一定以上の水圧がないとドリッパーから水は出ません。末端で0.05MPa以上の水圧があることを確認して下さい。水圧が低いと、ドリップチューブに水が行き渡るまでに時間がかかったり、水量が不足する場合があります。
マイクロかんがい
平均90μmです。
・青(高圧用):開圧力0.4MPa/閉圧力0.24MPa
・黒(低圧用):開圧力0.14MPa/閉圧力0.06MPa
です。
弊社カタログ値は,吐出圧0.2MPa・地上から0.25mに設置した場合の値です。
フォガー製品同士の接続は専用規格ではめ込み式ですが,一般配管と接続する場合は,ベース1/2″等を介して行います。この場合,フォガー側は1/2″オスネジとなります。
頭上配管の場合はφ13VP管・給水栓用チーズを介する方法が一般的です。
ポータブルフォガーセットがございます。4分岐フォガー,1.5mライザー,ベース6本と簡易式タイマーが同梱されており,暑熱対策として即使用できます。
オプションでポンプユニットもあります。
互換性はありません。各々の専用品をご使用ください。
あまりなりません。
普通のスプリンクラーより水滴は小さいですが霧状にはなりません。
霧が必要な場合にはモジュラーグループのミストノズルをお使いください。
本格的に細霧冷房等でつかうのなら弊社マイクロフォガーシリーズをお薦めします。
スプリンクラー
可能ですが個別対応/別途見積となります。
スプリンクラー立ち上がり管に固定する方式となります。
立ち上がり配管の口径や高さ等の情報が必要ですので、弊社営業担当者へお問合せください。
カタログに全円・扇形兼用と記載されている機種は調整可能です。
仰角が小さくなるほど、対象物に当る水圧が強くなることから,散水対象や目的によって選択するためです。仰角を可変できるタイプもあります。例えば、風が強い地域や水の飛散を抑えたい場合は低角度にします。
ブドウなど棚がある植栽の場合や、逆にストックヤード等で上の方から散水したい場合は高仰角にします。屋内で使用する際に屋根裏に干渉させたくない場合には低仰角にします。
1/2,3/4,1,1・1/4,1・1/2,2″が代表的です。通常のスプリンクラーはオスネジ,ポップアップ式はメスネジが多くなっています。
オスネジの場合,相手側のソケットによってはネジがスプリンクラーシャフト底面にあたり回転しなくなることがあるので注意して取り付けてください。フランジタイプもあります。
飛距離がでないのですが。
・大元の仕切弁が開いていることを確認してください。
・ポンプが起動していることを確認してください。
・フィルタが詰まっていないことを確認してください。
・ゴミ詰まり→ノズルまたは本体を外し点検・清掃します。
・シーズン初めや管工事直後→ゴミ詰まりの場合があります。
・水圧が高過ぎても飛距離が出ない、回転しないといったことが起こります。
水圧・流量の確認・スプリンクラー本体の点検を行います。
スプリンクラー内に石等が詰まった時は水が出ても回転しません。水圧が高過ぎても飛距離が出ない、回転しないといったことが起こります。
ハンマータイプは叩いているかどうかを確認してください。
ボールドライブ式、ギアドライブ式は取付部にフィルターが内蔵されているので掃除してください。
散水制御盤
あります。電池式の制御盤をそろえております。
ウォーターマスターⅡ
AC100V(1A)です。
電圧はAC24Vです。接続する電磁弁はAC24V仕様をご用意ください。
電流は、ウォーターマスターは最大1.3A(電磁弁のみでは最大1A)、スマートは最大720mAです。
この資料をご参照ください。
時計やプログラムは、バックアップされていますので電源がなくなっても消えることはありません(ソフトウェアバージョンが1.10以降の場合です。これよりも古いバージョンでは、電池の寿命にもよりますが、およそ1日の停電で消えます)。
自動かん水タイマー 7101・9001
角型のアルカリ電池(電圧9V)です。
1日2回のかん水で約1年です。電池の残量が少なくなると表示器の電池マークが点滅して交換時期を知らせますが、完全に消耗してしまうと表示が消えてしまいます。使い方によって乾電池の寿命は異なりますので、早めに交換することをお薦めします。
なお、電池を交換する場合には、予め新しい電池を準備しておきプログラムが消えないように30秒以内に行って下さい。
防塵・防水等級IP68対応です。ただし結露にはご注意ください。結露にもご注意ください。
7101は通常の配管の間に設置します。9001は水道栓に直接接続して使います。
7001は電磁弁で、9001は電動弁です。
雨センサー
雨水によってON/OFFするスイッチ動作をします。乾いている時にはスイッチが入り(ON)、降雨を検知するとスイッチが切れてます(OFF)。センサーが乾くと再びスイッチが入ります。
※センサーが乾くまでには時間がかかります。
電源は要りません。
降雨時にセンサーを覆う遮蔽物がなく、かつスプリンクラーが散水するときに水がかからない場所を選んで設置してください。
混入器
水流で動作するので電源は不要です。
水流によってピストン動作し、常に一定の割合で液肥を混入します。仕様範囲内であれば混入率が水圧・流量に影響されません。
基本的に液肥と薬品(液体)です。薬品は樹脂及びゴムを侵さないものであれば混入できます。
耐薬品仕様や水和剤仕様もあります。
粘性があるものは一次希釈してご使用ください。
個々の薬品の適否等につきましては別途お問合せ願います。
・タンク
アクアブレンド混入器から薬液タンクを沈めた吸入チューブ先端までの高さは0.4m以内でご使用ください。(ミニドスとスーパードスは3.6m以内)
吸入管には空気溜まりができないようにしてください。
吸入管は余らせないで短くできる場合はカットしてご使用ください。
・本体
ピストン動作するため,稼動中は繰返し振動がありますので,配管の緩みや抜けが生じないよう架台等に確実に固定してください。ホース等の柔軟性のあるものを配管の一部に使用して、振動が伝わらないようにしてください。
特にTF10やTF25など口径が大きく本体も大きい混入器は特に注意して固定してください。
シールなどの消耗部品の交換と清掃となります。主要交換部品はピストン部分とサクション(吸引)部分です。メンテナンスキットをご利用ください。使用後に水ですすぐことで消耗品の寿命ものびます。詳細は取扱い説明書をご覧ください。
3~6か月ごとに定期的に行ってください。使用する水に砂等の固形物があると内部が傷つきやすくなりますのでフィルターをお使いください。また鉄分が多い場合には固着しやすくなりますのでメンテナンスを十分に行って下さい。
フィルター
水圧が高い場合は、ゴミ詰りの時の差圧が大きくなるのでディスクス式を推奨します。各々の特徴は次の通りです。
ナイロン:比較的安価 掃除が容易な反面 差圧に弱い(詰まりやすい)。破れやすい。
ステンレス:砂等の固い物に対して丈夫。掃除が容易。比較的詰まりにくい。
ディスク:掃除は手間であるが目詰まり除去しやすい。差圧に強い。
末端で使用する散水機器(スプリンクラーなど)の吐出口の1/3程度のサイズが目安になります。例としては、
マイクロスプリンクラー:#50~75
一般的なスプリンクラー:#20前後
ドリップ・フォガー:#120~155
になります。
(例:スーパー1-1/2Yに50mmの配管を繋ぎたいが問題はないか?)
エレメントは60メッシュのディスクを使用。
・水質や通水量・配管部材の耐久性が確認できれば問題ありません。
・水質や通水量によってはフィルタの目詰まりが通常より早まることが考えられます。
・スーパー1-1/2Yには40Aと50Aの異形ソケットが付いています。
・他の機種等では市販の径違い継手を御準備願います。
使用しない場合は元栓を閉めた上で,排泥弁を半開きにして内部に水を残さないように排水してください。
家畜・家禽の飲料用には問題ありませんが,人間用には適しません。
取水バルブ
ノンダストバルブは弁の上部にバルブ開閉用のネジがあります。そのため流路内に障害物がなく、ゴミや小石などが詰まりにくい構造になっています。ただしハンドル部を含むバルブの全長は長くなります。
通常のバルブはバルブ開閉用のネジが弁の下部(1次側)にあり流路内に組込まれています。そのためハンドル下の長さを短くでき、バルブはコンパクトになりますがゴミが絡みやすくなります。
量水器
使えません。弊社の量水器は農業用途です。
仕様にもよりますが、水平に設置することを推奨します。また、量水器の前後には十分な直線部分を設けて下さい。一般的には、入り口側には口径の5倍、出口側には口径の3倍の距離を確保することで高い精度で計測できます。
できます。弊社のウォルトマンタービン量水器は、垂直設置にも対応しています。
あります。弊社ではメタリングバルブと呼んでいる水量による自動弁を各種取り揃えており、多くの納入実績がございます。
タイプにもよりますが、15Aから500Aまで対応しております。
量水器の性能を表す指標です。常時使っている際の時間当りの最大流量を示しています。
量水器の性能を表す指標です。短時間だけ最大定格流量以上を流した場合でも、その後定格最大流量以下になれば計測精度を維持できる流量のことです。
電磁弁
仕様により異なります。AC100V、AC24V、DC24V、DC12V等があります。注文する際や、使用時には仕様を確認して下さい。
できます。本体に手動開閉用のレバーがあります。
仕様により異なります。弊社製の電磁弁はどのタイプも0.7MPaまで使えます。タイプによっては1MPaまで問題がありません(水撃現象のような急激な圧力変動が発生しないようにご注意ください)。
樹脂製ならば20A~150A、金属製では40A~300Aまであります。350A以上も対応可能です。
樹脂製20A~80Aはメスねじタイプです。100A以上はフランジタイプとなります。
仕様によって圧力を調整(減圧)できるタイプもあります。
中にゴミが詰まったりすると閉じない場合があります。
作動圧力ラインが詰まったりダイアフラムが破損すると開き放しになります。弁部が詰ると水量は落ちても全閉しなくなります。
安定した動作をさせるためにフィルターとの併用をお薦めします。
手動コックを使うと開く場合は、電磁弁に電気がきていない場合があります。断線したり、ソレノイド不良の場合もあります。
9V電池を使うタイプとアルカリ単三乾電池を使うタイプがございます。
通電式は、開いている状態(または閉じている状態)の時は常に電気を流している電磁弁です。ラッチ式は、電気を(パルス的に)一瞬流した時に閉から開、開から閉に作動する電磁弁です。ラッチ式は消費電力が少ないというメリットがあります。ラッチ式には3線式と2線式(±の逆転)があります。どちらも直流を使用します。
その他
・性能的には,水道圧がドリップチューブの推奨作動圧力範囲内であれば可能ですが,上水の水道と他の配管を接続することは水道法で禁止されております。(このような接続をクロスコネクションといいます。)
・水道から給水する場合は,一般的には,タンクを中継して直接接続せず間接的に接続,バキュームブレーカを介す,着脱可能な水栓を使用し,使わない時は外す等のやり方があります。(地域により許可基準があるので詳細は水道局や工事業者に確認してください。)