用語解説

か行

カップラー(かっぷらー)

継手のことで、容易に着脱できる物を一般的にカップラーあるいはカップリングといいます。

関連製品
ホース用カップラー・樹脂製ワンタッチ継手

可とう継手(かとうつぎて)

配管のズレを調整したり、配管がズレた場合に配管に応力がかからないように曲がる継手のことです。メンテナンスのために長さを調整できるものもあります。

かんがい強度(かんがいきょうど)

時間当たりに散水された水分量を面積で割って、水深と見て平均した値のことです。ミリメートル/時で表します。(雨量と同じ概念です)。

緩動弁(かんどうべん)

大きな弁を小さな水路(コントロール用水路)の開け閉めで圧力差を作り、間接的に開閉する弁のことです。動きに時間がかかり、ゆっくり開閉するのが特徴です。

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制御弁

緩閉塞(かんへいそく)

ウォーターハンマーを誘発しない程度に時間をかけてゆっくりと弁を閉めることをいいます。

キャビテーション(きゃびてーしょん)

管路の一部が狭くなった部分では、流速が早くなり圧力が低下します。圧力が飽和蒸気圧以下まで低下すると気泡が発生しますが、この気泡が発生する現象をキャピテーションといいます。発生した気泡が崩壊する時に衝撃的な圧力波を発生するので、管や機器を破壊することがあります。

急閉塞(きゅうへいそく)

急速にバルブを閉めて、流れている状態の水を急停止することです。流れる力が急激に止まるために、バルブの1次側では圧力上昇が起こり、2次側では負圧が発生します。この結果、管路の破壊や疲労が発生し、繰り返されると破壊に繋がります。近年、ボールバルブや小型のバタフライ弁の普及で開閉が容易になり、圧力の急変に起因するトラブルが発生し易くなっています。衝撃音が発生するような開閉は慎むことが大切です。

緊急遮断弁(きんきゅうしゃだんべん)

管路が破損した時のように流量が急増した場合に、2次災害を防ぐために自動閉止するバルブです。基本原理は流量制御弁に類似しています。減圧弁などの他の機能のバルブに緊急遮断機能を持たせることもできます。
790-M型緊急遮断弁
790-M型緊急遮断弁

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制御弁

均等係数(きんとうけいすう)

一定の圃場内の散水分布を計測し、ばらつきを表したものです。完全に均等であれば100%とになります。路地の場合は60%以上であれば良いとされています。

ギアドライブ式スプリンクラー(ぎあどらいぶしきすぷりんくらー)

吐出の水流により羽根車を回しその動力によりノズルを回転させるスプリンクラーです。内部のギアを保護するためにフィルターを内蔵しています。

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逆洗(ぎゃくせん)

フィルターの洗浄で、水圧を逆方向からかけて絡みついたゴミを除去する方法です。スクリーンタイプのフィルターでは差圧を大きくすると網を潰すことがあるので注意が必要です。サンドフィルターでは一般的に使われます。

空気弁(くうきべん)

充水時に管内の空気を抜いて水の流れをスムーズにしたり、勾配のある管路の場合に通水停止時に管内に空気を入れて、負圧により管が潰れるのを防ぐために設けるバルブです。配管が山なりになった部分や減圧弁の付近では、水に溶け込んだ空気が分離して管内に溜まりすくなります。このように流れている水の空気を抜くことのできる空気弁をキネティックタイプと呼びます。
空気弁AV-D040

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空気弁

クリックTIF(くりっくTIF)

チューブに取り付けて任意の位置に滴下を行う定流量型のドリッパーです。もれ防止機能付きもあります。ボタンドリッパーともいわれます。

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ドリップかんがい

減圧弁(げんあつべん)

1次圧や使用流量の変動に関らず、2次側の圧力を一定に維持するバルブのことです。
720型減圧弁
720型減圧弁

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高圧パイプライン(こうあつぱいぷらいん)

送水系では最大使用圧力が1MPa以上、配水系では末端給水栓(散水栓)でおおむね0.15MPa以上の水圧となるパイプラインを一般的に高圧パイプラインといいます。主として畑地かんがいに用います。配管はダクタイル管などが使用されます。

コントロールヘッド(こんとろーるへっど)

電磁弁、減圧弁、フィルター、各種バルブ類や機器を一つにまとめた設置用ボックスの名称です。

混入器(こんにゅうき)

水流に液肥や農薬など薬剤を混入する機器です。混入方法は、ベンチュリー式、水圧ピストン式、パルスポンプ式などがあり、接続方法も、直列、バイパスの2種があります。
ベンチュリーポンプ 流量比例式混入器
ベンチュリー式  水圧ピストン式

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