用語解説

  • 圧力維持弁(あつりょくいじべん)

    圧力が上昇した場合に、水を逃がすことにより圧力を維持する弁のことです。

    730型圧力維持弁
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    制御弁
  • 後垂れ防止弁(あとだれぼうしべん)
    [ボタ落ち防止弁]

    主に頭上配管のノズルに取り付ける水圧で開く弁のことをいいます。圧力が無い状態で管内の水が垂れ落ちるのを防止します。ボタ落ち防止弁やLPDと 同意語です。

  • アメス式カップラー(あめすしきかっぷらー)

    メス継手の中に、Vパッキンとリング状のスプリングが入っているのが特徴の継手です。主にホースに使用し、水圧でオス継手が抜け出そうとする力でスプリングが縮まりオス継手が固定されます。ヨーロッパ規格とアメリカ規格があり、両者の規格に共通性はなく、アメリカ規格の方が大きくなっています。当社ではヨーロッパ規格品を取り扱っています。

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    アメス式カップラー
  • アングルバルブ(あんぐるばるぶ)

    流れの方向がバルブ内で90度向きを変えるものを総称してアングル型バルブといいます。散水栓の場合は45度の曲がりでもアングルバルブということもあります。

  • アンスラサイト(あんすらさいと)

    サンドフィルター用の材料で、無煙炭を多孔質化したものです。活性炭のように孔に異物を取り込んでろ過します。

    アンスラサイト(あんすらさいと)
  • 安全弁(あんぜんべん)

    異常な高圧が発生したとき、管路の安全を確保するために自動的に圧力を排出する弁です。圧力調整弁と同じ構造ですが、安全弁は特に短時間で作動するようになっています。水圧が下がると弁は自動的に閉じて元に戻ります。ウォーターハンマーなどから、管路を保護するために使用します。

    73Q型安全弁
    関連製品
    制御弁
  • アンチミスト(マイクロかんがい)
    あんちみすと(まいくろかんがい)

    モジュラーグループ・マイクロヘッドノズルに追加して、水圧で水流がミスト化して風で流されることを防ぐ部品です

    関連製品
    マイクロかんがい
  • 一点水位調整弁(いってんすいいちょうせいべん)

    水位調整弁のうち、水位を常に一定に維持するように水位検出用のフロートの上下動に連動して弁開度を自動的に調整する弁です。貯水槽の水位を常時満水にする場合に用います。

    750-67型一点水位調整弁
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    制御弁
  • インジェクター(いんじぇくたー)

    配管に外部から薬液などを注入する混入器です。

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    混入器
  • インパクト式スプリンクラー(いんぱくとしきすぷりんくらー)

    ノズルの水流でハンマーを撥ねて、撥ねたハンマーがスプリング力や重力などで戻る時に本体を叩き、この力が駆動力となって本体が回転するスプリンクラーです。反動(ハンマードライブ)式ともいいます。小型から大型のものまであります。構造が簡単、回転がゆっくりなので水が遠くまで飛ぶ、ハンマーが叩いた水が近くに散水されるのでノズルが2つある効果が狙える、などが利点です。

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    スプリンクラー
  • ウォーターハンマー(うぉーたーはんまー)

    水の流れがバルブの開閉などによって急に変化した場合に、管路に急激な圧力上昇や負圧が発生し、これをきっかけに管路内に圧力波が発生すること、またその圧力波が繰返し振動的に発生することをいいます。水が配管をハンマーで内側から叩いたような衝撃音が発生するのでこのような名前がつきました。水撃ともいいます。この現象による圧力の急激な変化は、漏水や配管、機器の破損につながることがあるので注意が必要です。

  • ウォーターマスター(うぉーたーますたー)

    当社の多機能なかん水コントローラーです。電源はAC100V(200Vも可)です。
    出力AC24V。カートリッジを増やすことにより最大16台の電磁弁が制御できます。

    ウォーターマスター(うぉーたーますたー)
    関連製品
    制御装置
  • ウォーターローリングマシン(うぉーたーろーりんぐましん)

    給水管に長尺のポリパイプを使用し、ポリパイプに簡易型の散水機器を取り付けられるようにしたシステムです。広い圃場にトラクターなどで敷設します。巻き取り器とセットで使用し、巻取りにより移動が可能で、敷設・撤去が容易です。軟弱作物に適します。

    関連製品
    大規模かんがいシステム
  • ウォルトマンタービン式量水器(うぉるとまんたーびんしきりょうすいき)

    管路内を流れる液体の体積を積算指示する計量器を量水器といいます。量水器の中で、羽根車に水流を当て水量と羽根車回転数が比例するようにして体積流量を計測する量水器を羽根車形量水器といいます。
    羽根車型量水器の中で、流量を計測する羽根車の回転軸が流れ方向と平行に取り付けられたものをウォルトマンタービン式量水器といいます。
    回転軸が流れに直交する方式よりも羽根全体に水流が当り、流量変化に対して誤差が小さいことと取り付け方向が自由なことが特長です。
    ウォルトマンはこの方式を発明したドイツ人の名前です。

    ウォルトマンタービン式量水器(うぉるとまんたーびんしきりょうすいき)
    関連製品
    量水器
  • エアハンマー(えあはんまー)

    空の管路に水が急激に流れ込んだ時などに、空気が圧縮された時に起こる現象です。圧縮された反動で非常に大きな力が発生することをエアハンマーといいます。管路を破壊するような爆発的な力になります。これを防ぐには空気弁が必要です。

    関連製品
    空気弁
  • 液肥(えきひ)

    固形肥料に対する水溶性の肥料の総称です。効き目が速く、土中の残存期間が短いので作物への管理が容易なのが特長です。散水機器で散布するのが一般的な使用方法です。固形の化成肥料を水に溶かして、ゴミを漉して液肥とすることもあります。

    関連製品
    混入器
  • オートフィルター(おーとふぃるたー)

    差圧や使用時間を管理して、自動的に洗浄を行うフィルターです。水圧だけで作動する機種もあります。

    SAFシリーズオートフィルター
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    フィルター
  • オリフィス(おりふぃす)

    流量制限や減圧などを行うために管路に設ける絞り機構のことです。絞り開口部が固定されている固定式のものと、小型の場合はニードルバルブ、大型ではバタフライ弁を使用した可変式のものがあります。

  • カップラー(かっぷらー)

    継手のことで、容易に着脱できる物を一般的にカップラーあるいはカップリングといいます。

    関連製品
    ホース用カップラー・樹脂製ワンタッチ継手
  • 可とう継手(かとうつぎて)

    配管のズレを調整したり、配管がズレた場合に配管に応力がかからないように曲がる継手のことです。メンテナンスのために長さを調整できるものもあります。

  • かんがい強度(かんがいきょうど)

    時間当たりに散水された水分量を面積で割って、水深と見て平均した値のことです。ミリメートル/時で表します。(雨量と同じ概念です)。

  • 緩動弁(かんどうべん)

    大きな弁を小さな水路(コントロール用水路)の開け閉めで圧力差を作り、間接的に開閉する弁のことです。動きに時間がかかり、ゆっくり開閉するのが特徴です。

    関連製品
    制御弁
  • 緩閉塞(かんへいそく)

    ウォーターハンマーを誘発しない程度に時間をかけてゆっくりと弁を閉めることをいいます。

  • キャビテーション(きゃびてーしょん)

    管路の一部が狭くなった部分では、流速が早くなり圧力が低下します。圧力が飽和蒸気圧以下まで低下すると気泡が発生しますが、この気泡が発生する現象をキャピテーションといいます。発生した気泡が崩壊する時に衝撃的な圧力波を発生するので、管や機器を破壊することがあります。

  • 急閉塞(きゅうへいそく)

    急速にバルブを閉めて、流れている状態の水を急停止することです。流れる力が急激に止まるために、バルブの1次側では圧力上昇が起こり、2次側では負圧が発生します。この結果、管路の破壊や疲労が発生し、繰り返されると破壊に繋がります。近年、ボールバルブや小型のバタフライ弁の普及で開閉が容易になり、圧力の急変に起因するトラブルが発生し易くなっています。衝撃音が発生するような開閉は慎むことが大切です。

  • 緊急遮断弁(きんきゅうしゃだんべん)

    管路が破損した時のように流量が急増した場合に、2次災害を防ぐために自動閉止するバルブです。基本原理は流量制御弁に類似しています。減圧弁などの他の機能のバルブに緊急遮断機能を持たせることもできます。

    790-M型緊急遮断弁
    関連製品
    制御弁
  • 均等係数(きんとうけいすう)

    一定の圃場内の散水分布を計測し、ばらつきを表したものです。完全に均等であれば100%とになります。路地の場合は60%以上であれば良いとされています。

  • ギアドライブ式スプリンクラー(ぎあどらいぶしきすぷりんくらー)

    吐出の水流により羽根車を回しその動力によりノズルを回転させるスプリンクラーです。内部のギアを保護するためにフィルターを内蔵しています。

    関連製品
    ギアドライブ式スプリンクラー
  • 逆洗(ぎゃくせん)

    フィルターの洗浄で、水圧を逆方向からかけて絡みついたゴミを除去する方法です。スクリーンタイプのフィルターでは差圧を大きくすると網を潰すことがあるので注意が必要です。サンドフィルターでは一般的に使われます。

  • 空気弁(くうきべん)

    充水時に管内の空気を抜いて水の流れをスムーズにしたり、勾配のある管路の場合に通水停止時に管内に空気を入れて、負圧により管が潰れるのを防ぐために設けるバルブです。配管が山なりになった部分や減圧弁の付近では、水に溶け込んだ空気が分離して管内に溜まりすくなります。このように流れている水の空気を抜くことのできる空気弁をキネティックタイプと呼びます。

    空気弁(くうきべん)
    関連製品
    空気弁
  • クリックTIF(くりっくTIF)

    チューブに取り付けて任意の位置に滴下を行う定流量型のドリッパーです。もれ防止機能付きもあります。ボタンドリッパーともいわれます。

    関連製品
    ドリップかんがい
  • 減圧弁(げんあつべん)

    1次圧や使用流量の変動に関らず、2次側の圧力を一定に維持するバルブのことです。

    720型減圧弁
    関連製品
    制御弁
  • 高圧パイプライン(こうあつぱいぷらいん)

    送水系では最大使用圧力が1MPa以上、配水系では末端給水栓(散水栓)でおおむね0.15MPa以上の水圧となるパイプラインを一般的に高圧パイプラインといいます。主として畑地かんがいに用います。配管はダクタイル管などが使用されます。

  • コントロールヘッド(こんとろーるへっど)

    電磁弁、減圧弁、フィルター、各種バルブ類や機器を一つにまとめた設置用ボックスの名称です。

  • 混入器(こんにゅうき)

    水流に液肥や農薬など薬剤を混入する機器です。混入方法は、ベンチュリー式、水圧ピストン式、パルスポンプ式などがあり、接続方法も、直列、バイパスの2種があります。

    ベンチュリー式
    水圧ピストン式
    関連製品
    混入器
  • サクションクリーン(さくしょんくりーん)

    フィルターの網の1次側(内側)にあるノズルでフィルターに付着したゴミ等を外部に吸い出しフィルターをクリーニングする方法です。ノズルは手動または自動で回転と上下動を行いフィルターのゴミを吸い取ります。

    関連製品
    フィルター
  • サドル(PE継手)
    さどる(PEつぎて)

    パイプに孔を開けて穴を囲うようにパイプを押さえてシールし、分岐を設ける継手です。パイプに被せた形状が馬の鞍(サドル)に似ているところからこの呼び名がつきました。

    関連製品
    樹脂継手・ポリパイ関連製品
  • 散水直径(さんすいちょっけい)

    1個の散水器が水を飛散させる範囲を表します。散水半径の2倍の値です。

  • 散水半径(さんすいはんけい)

    散水直径の半分の値です。パートサークルの散水器の散水範囲になります。また複数の散水器で散水する場合の取付ピッチを決定するのに用います。なお、取付ピッチは半径~×1.4倍の範囲が一般的です。

  • サンドフィルター(さんどふぃるたー)

    砂の積層に水を通して水をろ過するフィルターです。砂の隙間にゴミを保持するので、砂粒の大きさが除去できるゴミの大きさに関係します。フィルターの掃除は水を逆流させることにより砂を展開させ、砂とゴミを分離させて流し出して行ないます。これを逆洗といいます。ゴミを砂の内部まで入れないように早めに逆洗することが大切です。

    サンドフィルター
    関連製品
    サンドフィルター
  • 散布効率(さんぷこうりつ)

    散布した水がむらなく行き渡っているかどうかを表する数値です。(小さい側の第1四分位数以下の散水深の平均値)÷(散水深全体の平均値)で計算します。均等係数がよければ散布効率はよくなります。

  • 仕切弁(しきりべん)

    弁体が流路を垂直に仕切って開閉を行うバルブです。一般に遮断用に利用され、流量の調整用には適しません。減圧弁、フィルターなどの機器のメンテナンス用に設置します。

  • シュラバリーヘッド(しゅらばりーへっど)

    立ち上がり管の上部に取り付ける散水ノズルのことです。当社では取り付け口径20mmで散水範囲が90度と180度のものがあります。

    関連製品
    マイクロかんがい
  • 消雪スプリンクラー(しょうせつすぷりんくらー)

    雪を溶かすために開発されたスプリンクラーです。特徴は、低圧・多水量で水滴が大きいことと、本体が凍結に強い構造であることです。配管も含めてシステムで設計することが大事です。

    消雪スプリンクラー
    関連製品
    スプリンクラー
  • 常用水圧(じょうようすいあつ)

    バルプ類の耐水圧強度を表示する場合に、水撃圧を考慮した上で静水圧を用いて使用圧力を示した値です。

  • シングルジェットタービン式量水器(しんぐるじぇっとたーびんしきりょうすいき)

    管路内を流れる液体の体積を積算指示する計量器を量水器といいます。量水器の中で、羽根車に水流を当て水量と羽根車回転数が比例するようにして体積流量を計測する量水器を羽根車形量水器といいます。羽根車型量水器の中で、水流に対して垂直な回転軸を持ち水平方向に回転する羽根車に単一のジェット水流を当てて羽根車を回し水量を計測する方式をシングルジェットタービン式といいます。水車のように羽根の一部に水流を当てて回します。小型化できるので小口径の管路で計測するのに適します。

    シングルジェットタービン式量水器
    関連製品
    量水器
  • 伸縮ライザー(しんしゅくらいざー)

    スプリンクラーの高さを調整することが出来るように伸び縮みが可能な支持管(ライザー)のことです。スプリンクラーのメンテナンスや、強風の時に下げることができるのが利点です。パイプに孔を開けて穴を囲うようにパイプを押さえてシールし、分岐を設ける継手です。

    関連製品
    スプリンクラー
  • 水頭圧(すいとうあつ)

    水圧をメートルで表記した値。水深10mの場合、水頭圧は10mAq(またはmH2O)で、約0.1MPaになります。

  • 水圧リレー方式(すいあつりれーほうしき)

    当社製メタリングバルブで、1台のメタリングバルブが所定の水量を散水し終わるとそれを閉じて、次のメタリングバルを開いて散水を開始するように、水圧を切り替えて順次散水していく方式のことです。利点は本管の時間当たりの水量が少なくてすむことと、複数の圃場をブロックにして水量の管理ができることです。

    関連製品
    自動メタリングバルブ
  • 水位調整弁(すいいちょうせいべん)

    水槽の水位(水量)を管理する弁です。減圧水槽など小さな水槽の水位を一定の保つ一点水位、大型の水槽と供給ポンプの作動を考慮した二点(高低)水位の2つのタイプがあります。詳しくは、一点水位調整弁または二点水位調整弁をご覧ください。

    関連製品
    制御弁
  • 水撃作用(すいげきさよう)

    ウォーターハンマーを参照ください。

  • スイベル(すいべる)

    継手により戻し機構を備えたものをスイベルジョイントといいます。

  • スキーベース(すきーべーす)

    ホースをまたぐように2本のスキーのような板が付いた、スプリンクラーを立てるための台です。直列にホースをつなぐことができます。取付け口径は25mmです。

    スキーベース
    関連製品
    スプリンクラー
  • スティフナー(すてぃふなー)

    弁室や水槽等のコンクリート構造物に配管を取付ける場合に管を支える突起状の部材のことです。

  • スパイク(すぱいく)

    配管や散水機器を地面などに固定するための杭のことです。ドリップの場合は抑え金具ともいいます。

  • スプレー式ポップアップスプリンクラー(すぷれーしきぽっぷあっぷすぷりんくらー)

    上下するライザーにスプレーノズルが付いたスプリンクラーです。通常はライザーが下がるとスプリンクラーが隠れます。
    園芸など狭い所に使用します。ノズルから出た水圧が低いので花などを傷めないのが特長です。

    関連製品
    ポップアップスプリンクラー
  • スプレーノズル(すぷれーのずる)

    回転機構を持たず、面状に散水するノズルです。

  • 制水弁(せいすいべん)

    開閉と水量調整に使用するバルブのことです。バタフライ弁などが使用されます。

  • 施肥(せひ)

    固形、液体などの肥料を農作物に与えることです。

  • セル式貯水槽(せるしきちょすいそう)

    枠だけの籠を接続して容積を確保し、それをシートで囲い埋設することによる簡易水槽のことです。雨水貯水槽などの雑用水の貯水に利用されます。

  • ソーラー式コントローラー(そーらーしきこんとろーらー)

    駆動電源に太陽光発電により発電した電力を使用しているコントローラーです。当社ではソーラー式散水制御盤や、雨水利用ソーラー散水システム等があります。

    ソーラー式コントローラー
    関連製品
    制御装置
  • ソレノイド(それのいど)

    金属の筒の外側に電線を巻いて電磁石とし、中に可動鉄心(プランジャー)を入れた機器部品です。電気を流すことでプランジャーが出入動作をします。このプランジャーの動きを利用して、コントロール水路を切り替えて大きなバルブを動かすことができます。(緩動弁の項を参照してください)。

    関連製品
    制御装置
  • 増設カートリッジ(ぞうせつかーとりっじ)

    ウォーターマスターやウォーターマスタースマートで制御する電磁弁の数を増やす場合に取り付ける追加のユニットです。ウォーターマスターはカートリッジを4個つけることが出来るので、最大16台の電磁弁を制御できます。

    関連製品
    制御装置
  • ターフジョイント(たーふじょいんと)

    ポップアップスプリンクラーの下部に使用します。芝の面が生長と共に上昇するのに合せてポップアップスプリンクラーを上昇させるための継手です。

    ターフジョイント
    関連製品
    ポップアップスプリンクラー
  • ターボハンマー式スプリンクラー(たーぼはんまーしきすぷりんくらー)

    ハンマードライブ式スプリンクラーの1種で、水流を円盤に当てて回し円盤に偏心してついているハンマーが遠心力により飛び出し本体を叩くことで回転するスプリンクラーです。樹脂製スプリンクラーの500シリーズ(501)がこの方式のスプリンクラーです。

    関連製品
    スプリンクラー
  • 調整池(ちょうせいいけ)

    雨の時に水をため必要な時は放水して、取水量、通水量、用水量の不均衡を調節する目的の貯水池のことです。

  • 継手(つぎて)

    電線・ホース・管などを接続する部材です。色々な型式・形状があります。

    関連製品
    ホース用カップラー・樹脂製ワンタッチ継手
    樹脂製継手・ポリパイ関連製品
  • 定圧作動弁(ていあつさどうべん)

    1次圧を制御して、2次圧を一定に保つ制御弁(減圧弁)です。2次圧を一定に保つことにより、時間当たりの水量を均一化し、また機器の損傷を防ぎます。

    関連製品
    制御弁
  • 電食(でんしょく)

    迷走電流が存在する場合、その一部が金属管路に流入して管体が局部的に腐食してしまうこと。また迷走電流がなくても、異種金属同士が接触することにより局部電池を構成した結果、腐食が起きる現象もいう(電気化学的腐食)。

  • ディスク(フィルター)(でぃすくふぃるたー)

    フィルターのエレメントがドーナツ板状になっていて側面に溝が切ってある板を積み重ねた構造のフィルターです。板を押さえるシャフトを緩めて隙間を大きくして、クリーニングできます。

    ディスク(フィルター)
    関連製品
    フィルター
  • 電磁弁(でんじべん)

    ソレノイドを使用して水路を切り替え開閉を行うバルブです。ソレノイドが直接弁を作動させるタイプの直動式と、小型の直動式で大きなバルブを作動させるタイプの間動式があります。(ソレノイドの項を参照してください)。

    緩動電磁弁210G-2W
    関連製品
    制御弁
  • 電動弁(でんどうべん)

    モーターで弁(ボール弁、バタフライ弁等)を開閉するバルブのことです。電気のON/OFFによるもの、±を入れ替えるもの、3線でON/OFFとなるものなどがあります。全開、全閉状態になるとスイッチによりモーターへの電気の供給はストップします。

  • 土壌水分センサー(どじょうすいぶんせんさー)

    土中の水分を測るセンサーです。電気抵抗で水分を測るセンサーと圧力(Pf値)を測るセンサーがあります。

    土壌水分センサー
    関連製品
    制御装置
  • ドライブノズル(どらいぶのずる)

    スプリンクラー(特にインパクトドライブ型)でハンマーを動かして、スプリンクラーを回転させる水流を発生するノズルをいいます。小型スプリンクラーではメインノズルがドライブノズルとなりますが、大型スプリンクラーでは遠距離用ノズルよりもドライブノズルを小さくすることがあります。

  • ドリッパー(どりっぱー)

    ドリップかんがいで、水がチューブ内から外部に滴下するようにした構造体(または構造部分)をドリッパーといいます。ラビリンス(迷路)式、あるいはゴムなどで通路をおさえる形式のドリッパーがあります。

    関連製品
    ドリップかんがい
  • ドリップかんがい(どりっぷかんがい)

    ドリップチューブあるいはそのような機構をもつものを使用してかんがいを行なう方式をいいます。利点は
    ①根元かん水なので、圃場(ハウス)の湿度が上がらない。
    ②全面にかん水するのと違い、圃場に乾湿の差ができるので、水は1方向に横向きに流れ、土中に空気(酸素)を導く。
    ③かん水量が50%程度に削減できる。
    ④作物の根は水分のあるところに集中するので、肥料効率が良い。
    などです。点滴かんがいともいいます。

    関連製品
    ドリップかんがい
  • ドリップチューブ(どりっぷちゅーぶ)

    チューブにドリッパーを貼り付け、あるいは挿入して一体化したチューブのこと。用途に応じて標準型/定流量型や滴下量・ドリップ間隔などを選び、圃場の大きさによってチューブ間隔を決めることが大切です。水質が悪いところではかん水量の少ないドリッパーは目詰まりしやすくなるのでフィルターを付けるなどの対策が必要です。点滴チューブともいいます。

    関連製品
    ドリップかんがい
  • ドリップチューブ定流量型(どりっぷちゅーぶていりゅうりょうがた)

    水圧0.10~0.35MPaの間において、一定の水量になるようにドリッパーに弁が組込んであるドリップチューブです。チューブを長くしても均等に水が出るのが特徴で、圃場の高低差の影響を受けにくく、敷設長から全体水量が算出できます。

    ドリップチューブ定流量型
    関連製品
    ドリップかんがい
  • ドリップチューブ標準型(どりっぷちゅーぶひょうじゅんがた)

    定流量機能を持たないドリップチューブです。基準水量は圧力0.1MPaの時の水量で、水圧が高くなれば水量が増えます。水量の均等性を考慮すると、推奨最大長は同一性能の定流量型ドリップチューブの半分程度になります。あまり長い敷設では流量差が出るので注意が必要です。

    ドリップチューブ標準型
    関連製品
    ドリップかんがい
  • ドリップ滴下量(どりっぷてきかりょう)

    制御盤や、雨水利用ソーラー散水システム等があります。ドリップチューブから滴下される水量(L/H)で、標準タイプは2.0L/Hです。水1滴はおよそ0.2ccなので、2L/Hは1秒間に2.7回の滴下回数に相当します。つまり、連続的に水滴が落ちる状態が標準的な状態となります。

    関連製品
    ドリップかんがい
  • 軟弱地盤(なんじゃくじばん)

    水分を多く含む粘性土や、液状化の可能性のある砂質土など柔らかい土層のことです。軟弱地盤では、雨や地震、土石流の発生によりパイプラインや配管機器がずれたり、浮き上がったりすることがあります。これらを考慮した配管の基礎や緊急遮断弁の設置が必要です。

  • 二点水位調整弁(にてんすいいちょうせいべん)

    水位調整弁のうち、高水位になったら停止、低水位になったら補給のため通水の動作をする弁をいいます。2水位を設けることにより、供給ポンプが頻繁に作動・停止をすることがなくなります。一般的な潅水・散水に使われます。

    750-66型二点水位調整弁
    関連製品
    制御弁
  • ニューカップラー(にゅーかっぷらー)

    ホース用の着脱式大型カップラーとして使用されている町の式継手は、ロック機構が内部にあるために継手の中に砂が入ったり長期に繋いだままにすると固着して取れなくなることが起りやすい欠点があります。この欠点を解消するために当社で開発されたのがニューカップラー(新継手)です。ロック機構が外部にあるので、異物に対して強く、万一ロック機構に異物をかんでも対処が容易なのが利点です。

    ニューカップラー
    関連製品
    ホース用カップラー・樹脂製ワンタッチ継手
  • 排気型空気弁(はいきがたくうきべん)

    空気の排出を主とした空気弁で、配管がサイホン状の部分に使用します。多少は吸気も行うことがあり、吸気を完全に遮断するには、取り付け部に逆止弁を設ける必要があります。

    排気型空気弁
  • 排泥弁(はいでいべん)

    配管ラインの最も低い部分や末端部には水と共に流れ込んだ砂や泥が溜まりやすくなります。このような場所に設けた排水弁を排泥弁といいます。排泥の他に、工事の時の排水や、充水時の空気抜き及び逃がし水をしてウォーターハンマーを防止する用途にも使います。設置場所によっては冬季等の凍結防止のため配管系統全体の水抜きのあと、排泥弁を半開きにして越冬することもあります。

    排泥弁
  • ハイローノズル(はいろーのずる)

    仰角を上下に可変できるスプリンクラーノズルで、ハイ(高)とロウ(低)のノズルという意味です。ノズルの吐出方向に対し90°横向きに軸があり、この軸を中心にノズルを上下に回す機構により仰角が調整できるようになったノズルです。ハンマードライブのスプリンクラーに使用する場合は、ハンマーのスプーン(水受け)も上下に幅広くして調整幅を取ります。

    ハイローノズル
  • バタフライ弁(ばたふらいべん)

    円盤状の弁体が羽を広げたように垂直に収まっていて、胴体部分がシャフトになっているバルブです。構造が簡単で、開ける時も閉める時も弁の円盤の左右に同じ圧力がかかっているので圧力は相殺され、開閉が容易です。小型軽量化が可能で大ロ径になると経済的ですが、弁の全開時にも弁体が管径内に残るため圧力損失が大きくなります。

    バタフライ弁
  • バイオマス(ばいおます)

    生物資源(bio)の量(mass)を表す概念で、持続可能な生物由来の有機エネルギーや資源のことです。植物は糖類を発酵させてアルコールを精製し燃料とします。家畜の糞尿はメタン発酵させてメタン(天然ガスの主成分)ガスを精製します。余った液と固形分は畑の肥料として利用します。このようにバイオマス資源を、たい肥化したり発酵によりガス化するなどの技術が近年の温暖化防止の切り札とされています。

  • パートサークルスプリンクラー(ぱーとさーくるすぷりんくらー)

    フルサークルスプリンクラーが360°の散水を行うのに対して、360°以内の旋回角度の間を往復散水するものをパートサークルスプリンクラーと呼びます。圃場の端部に設置して内部に向けて散水するのが主な用途です。180°散水の場合、水量はフルサークルの60%程度が目安です。散水幅を左右5°度ずつ多くすることにより、風による散水むらを解消します。

    関連製品
    スプリンクラー
  • パンチングメタル(フィルター)
    (ぱんちんぐめたる(ふぃるたー))

    金属板に孔を開けたフィルターエレメントです。比較的大きなゴミの除去に使用します。最小は#20(0.8mm)まで。細かなゴミに対しては3mm程度のパンチングメタルの内側にフィルターメッシュ(網)を張って、メッシュの補強用に使用します。膨張方向には強いですが、圧縮(潰し)方向には弱くなります。

    関連製品
    フィルター
  • 比例式減圧弁(ひれいしきげんあつべん)

    弁とダイアフラムの面積比により一定の減圧比で減圧するバルブです。プロポーショナルタイプとも呼びます。当社の場合は減圧比が1:3です。本体はダブルチャンバー型で、パイロットバルブを用いずに減圧するので、小流量でもハンチングは起こしません。減圧比が大きい場合に減圧弁を2段直列に使用する時の1段目の減圧弁として用いるのに適します。設計時には取り付ける標高を考慮する必要があります。

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    制御弁
  • フィルターエレメント(ふぃるたーえれめんと)

    フィルターのろ過部分をエレメントといいます。フィルターの選択は配管口径のみではなく、ろ過水の最大圧力・流量・流量当たりのゴミの除去量(大きさ)・洗浄のサイクル時間などによって網目の大きさ・素材・ろ過面積(エレメントの大きさ)を選定する必要があります。

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    フィルター
  • フォガー(ふぉがー)

    細霧発生用のノズルです。霧の分類では、10μm以下(もや)、10~100μm(霧)、100~300μm(霧雨)となります。フォガーノズルは水圧0.4MPaのときに90μmの水滴を発生します。比較的低圧で使うことができるノズルです。

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    マイクロかんがい
  • フラッシングバルブ(ふらっしんぐばるぶ)

    内部にスプリングを備え、水圧がかかった時に閉まり、水圧が下がると開いて排水を行うバルブです。パイプ内の水を排水し、冬場の凍結や、夏場の日光による温水化を防ぎます。また、傾斜地では上下2箇所に取り付け、上方のフラッシングバルブを空気弁の代わりに使用する使い方もあります。ドリップチューブの場合はチューブ内部に溜まる細かなゴミや泥などを自動排出するのに使います。

  • フルサークルスプリンクラー(ふるさーくるすぷりんくらー)

    360°回転するスプリンクラーです。設置場所によってフルサークルとパートサークルを使い分ける必要があります。詳細はパートサークルスプリンクラーの項を参照してください。

  • フロートレス水位調整弁(ふろーとれすすいいちょうせいべん)

    水槽の水位(底面への水圧)を高感度パイロットバルブで感知し、水位が高くなると水槽への流入を停止する水位調整弁です。水槽の中で水位を計るフロートがいらないのが特徴です。パイロットバルブを2個使用すれば二点水位調整弁になります。精度が必要な場合には、給水管と別に圧力感知用ライン(チューブ配管など)をパイロットバルブ用に設けます。パイロットバルブは調整弁本体から水槽水位までの高さに応じて数種類(20m/40m/80mなど)あります。

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    制御弁
  • ブラシクリーン(ぶらしくりーん)

    フィルターのスクリーン内に回転ブラシを設け、ブラシによりゴミを剥がして水圧で外部に排出するタイプのフィルターです。ブラシの回転は小型のものは手動、大型のものはモーターで行ないます。

    関連製品
    フィルター
  • ブリッジ(マイクロかんがい)
    (ぶりっじ(まいくろかんがい))

    マイクロスプリンクラーの本体でインサートを取り付ける弓状の部分を言います。ブリッジの背面は散水の影になるので、散水しなくて良い方向、或いは1列に同方向に並べて、相手からの散水で影の部分を補うようにします。

    関連製品
    マイクロかんがい
  • ブレーカーノズル(ぶれーかーのずる)

    ノズルの前方のアームに水流を部分的に壊し拡散するピンなどが付いているノズルのことです。水流を拡散することによって、細かな水滴にする・飛距離を短くするなどの効果があります。大型のスプリンクラーでは本体にブレーカー保持アームが付いているものが多くなります。インパクト式スプリンクラーの場合、水流を壊し過ぎると回転に影響がでる恐れがあるので注意が必要で、ピンの挿入は水流の1/3程度までにとどめるのが基本です。

  • 分流器(ぶんりゅうき)

    雨水利用で貯水する時、降り始めの雨水には屋根のゴミなどが多く含まれます。そのため、降り始めのゴミを水槽に入れないように初期の小流量の時は雨水を捨てる装置が分流器です。

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    ウォータワイズガーデン
  • プラスチックフィルター(ぷらすちっくふぃるたー)

    筐体がプラスチック製のフィルターです。軽く錆びず形状がコンパクトでろ過容量が大きいのが特長です。ただし、大型で繰り返しの圧力変動がかかる場合には強度面から金属製のフィルターを推奨します

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    フィルター
  • プロテクター(スプリンクラー用)
    (ぷろてくたー(すぷりんくらーよう))

    フルサークルスプリンクラーを散水の不要な方向の水流を止めるために、スプリンクラーまたはライザーに取り付けるカバーです。板状では衝撃が大きいので、スプリンクラーの回転に添って円形に囲み、水を側面または上方・前方に跳ね返らします。スプリンクラーの後方にも多少の散水を行うために、網状、或いはスリットになったものもあります。

  • ヘーゼン・ウィリアムス式(へーぜん・うぃりあむすしき)

    管路系の水理計算に用いられる公式で、配管の中に水を流した時に管内に生じる圧力損失の計算式です。

  • ベンチュリーポンプ(べんちゅりーぽんぷ)

    流水管内の一部を狭くしてその部分の流速を速くすると、ベルヌーイの定理から管内の圧力を大気圧より低くすることができます。この圧力が低下した部分では大気圧との圧力差により外部から他の流体を吸引することができます。この現象を利用した混入器がベンチュリーポンプです。

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    混入器
  • ペグ(ぺぐ)

    地表配管などを止める小型のスパイク・ピンです。(スパイクの項参照)。

  • 防除(ぼうじょ)

    病害の発生の被害を抑えるために、前もって消毒(菌の増殖を抑える)を行うことです。あくまでも繁殖を抑える程度なので、本当に病害が発生した場合は殺菌を行うことが必要です。

  • 防霜(ぼうそう)

    お茶などの農作物の凍霜害を防止することで、凍霜害防止にスプリンクラー散水を利用することが行われています。これは散水でまいた水が凍る時に放出する潜熱を利用するもので、水を供給し続けることで常に潜熱を発生させ作物が0℃以下にならにようにします(一般に植物の芽は-2℃までは耐えることができ、-4℃で凍結するとされます)。散水開始とともに散布した水の1部が蒸発して気温を下げることがあるので、散水開始温度は+2℃以上で行なう必要があります。かんがい強度は理論的には2mmといわれていますが、ゆとりを持って4mmとすることが多いです(地域と地形により異なります)。

  • ボールドライブ式スプリンクラー(ぼーるどらいぶしきすぷりんくらー)

    スプリンクラー内部に回転流を作り、それによって内部の玉を回転させ、玉がノズルのシャフトのアームに当る力でノズルを回転させるスプリンクラーです。

  • ボタ落ち防止弁(ぼたおちぼうしべん)

    一定圧で開く機構を有した弁をボタ落ち防止弁といいます。頭上配管あるいは配管に傾斜がある場合、散水終了後に圧力が無い状態で管内の水が垂れ落ちるのを防止します。後垂れ防止弁やLPDと同意語です。

  • ポップアップスプリンクラー(ぽっぷあっぷすぷりんくらー)

    障害にならないようにケースに入れて埋設されているスプリンクラーです。通常は地面下に格納されているので美観を損ねず、散水時にケースからスプリンクラーが上昇して散水を行います。地面の高さの変化に対応出来るように設置することが重要です。また、泥やゴミなどがケース内に入らないように考慮することも必要です。

    関連製品
    ポップアップスプリンクラー
  • ポップアップライザー(ぽっぷあっぷらいざー)

    茶園など表面を収穫する永年作物ではスプリンクラーがあると作業の邪魔になることがあります。このような場合に、使用しないときは根元に収納するように、水圧で昇降するようにしたライザーのことです。

    関連製品
    スプリンクラー
  • ポンプ制御弁(ぽんぷせいぎょべん)

    ポンプの運転・停止時に起こる水圧の急激な変動を防止し、管路の初期充水の流量制御、逆流防止などの機能を持たせたバルブです。ポンプ制御弁を使うとポンプの各種制御を行うことができ、かつ圧力タンクの様なスペースを必要としないメリットがあります。

  • マイクロかんがい(まいくろかんがい)

    主にハウス栽培程度の広さを対象とし、細かな水粒のかん水を狭い範囲に行うシステムのことです。機材はシンプルで、誰でも設置できるようになっている物が多くあります。施設園芸の普及と共に、かん水方法は広い所に多量に散水することから、より適切に散水する方法が求められるようになったことに対応した方式です。

    関連製品
    マイクロかんがい
  • 町の式カップラー(まちのしきかっぷらー)

    消防用として普及している継手です。(ニューカップラーの項を参照してください)。

    町の式カップラー
    関連製品
    ホース用カップラー・樹脂製ワンタッチ継手
  • マニホールド(まにほーるど)

    集合管のこと。1本の配管を複数本に分岐する場合や、複数本の配管を1本にまとめる場合に用いる部品です。

    マニホールド
    関連製品
    樹脂製継手・ポリパイ関連製品
  • マルチジェットタービン式量水器(まるちじぇっとたーびんしきりょうすいき)

    管路内を流れる液体の体積を積算指示する計量器を量水器といいます。量水器の中で、羽根車に水流を当て水量と羽根車回転数が比例するようにして体積流量を計測する量水器を羽根車型量水器といいます。羽根車型量水器の中で、複数のジェット水流を発生させる整流ハウジングを量水器内に設け、この水流に対して垂直な回転軸を持ち水平方向に回転する羽根車に当てて水量を計測する方式をマルチジェットタービン式といいます。複数の水流が羽根車の周囲から当ることと、量水器内で水流が回転軸方向に変化するのがシングルジェットと異なります。小口径から比較的大きな口径までの計測に適します。

    マルチジェットタービン式量水器
    関連製品
    量水器
  • メタリングバルブ(めたりんぐばるぶ)

    流量計測器機能を持つ水圧作動バルブです。設定した流量が流れると自動的に閉止します。またこのバルブをいくつか組み合わせて、順次散水を行わせることも出来ます(水圧リレー方式の項を参照してください)。なお、作動は基本的に水圧のみで行うので電気等の設備が不要なのが特徴です。

    メタリングバルブ
    関連製品
    自動メタリングバルブ
  • メタルフィルター(めたるふぃるたー)

    筐体が金属で出来ているフィルターです。筐体がプラスチックのものはプラスチックフィルターと呼びます。

    メタルフィルター
    関連製品
    フィルター
  • メッシュ(フィルター)
    (めっしゅ(ふぃるたー))

    もともとは網のことで、そこから転じてフィルターのろ過用の網のことをいうようになりました。網目の細かさは、1インチ(25.4mm)の長さの中にある網目の本数を用います。数字が大きくなる(網目が増える)にしたがって網目は細かくなります。実際の網目の大きさは、1インチの60%=15mm/メッシュ数=フィルター網目(四角)の1辺の長さ です。紅茶の茶漉しの網目は、およそ#80(メッシュ)=1辺が約0.2mmの四角です。

    メッシュ(フィルター)
    関連製品
    フィルター
  • ヤード用スプリンクラー(やーどようすぷりんくらー)

    ヤードとは石炭、石材、鉱石などを積み上げたストックヤード(山)のことで、このヤードから粉塵が舞い上がるのを防止するために散水を行うスプリンクラーをヤード用と称しています。通常のスプリンクラーと比べて山の上まで散水するので、仰角を40°あたりの高仰角に設定してあります(通常のスプリンクラーは20~30°)。山の頂上を越えるような飛距離が必要になります。

    ヤード用スプリンクラー
    関連製品
    特殊スプリンクラー(ヤード用)
  • 野菜工場(やさいこうじょう)

    人工的な環境で季節の影響を受けずに、計画的に工場製品のように野菜類を作るシステムのことです。電気による照明、空調管理、人工土壌ないし水耕栽培で、品質の均一化をめざします。最初はオランダで、花卉の輸出商品として始まりました。

  • ライザー(らいざー)

    (1)日本語では立ち上がり管といいます。スプリンクラーを作物より上に出してかん水するためのパイプです。
    (2)ほ場等で、使用しないときは縮めて地中に収納し、かん水する際は水圧により伸ばして先端に装着したスプリンクラ-により散水する器材のことです。伸縮ライザー、ポップアップライザーといいます。散水だけでなく、凍霜害防止や施肥にも使用可能です。

    伸縮ライザー
    関連製品
    スプリンクラー関連製品
  • ラビット・クイックカップラー(らびっと・くいっくかっぷらー)

    クイックカップラーの1種で、同一の形状の継手を互いのフックで掛け合って結合する継手です。

    ラビット・クイックカップラー
    関連製品
    ホース用カップラー・樹脂製ワンタッチ継手
  • リミッタースリーブ(りみったースリーブ)

    GHMの大型フローレギュレター(流量制限)で、中央に穴が開いたゴムの水圧による変形により設定された流量を維持するように動作します。

    リミッタースリーブ
  • 流速計数(りゅうそくけいすう)

    ヘーゼン・ウィリアムス公式に用いられる係数です。管種によって使用する値が変わります。

  • 流量制御弁(りゅうりょうせいぎょべん)

    一定以上の流量が流れないように制御するバルブです。流量を検出する方式には、
    (1)流速により検出板が押されて開閉を行うパドル式(ナバトン)と
    (2)オリフィス部の差圧を感知する方式があります。
    差圧感知式は、固定オリフィスで常に一定流量になるように本弁の開閉調整をする方法と、可変オリフィス(バタフライバルブ)の開度を調整することにより設定流量を変えることができる可変オリフィス型があります。

    770-VF型可変型流量制御弁
    関連製品
    制御弁
  • 流量制御減圧弁(りゅうりょうせいぎょげんあつべん)

    減圧弁に流量制御機能を付けたものです。制限流量範囲においては2次圧を制御します。制限流量以上には流れないので、2次側を更に開放すると2次圧は下がります。

    729-55型ナバトン流量制御減圧弁
    関連製品
    制御弁
  • 流量比例式混入器(りゅうりょうひれいしきこんにゅうき)

    混入器とは管路に液を注入して管路内で希釈液を作る機器です。流量比例式混入器は本管流量の増減に比例して注入液量を増減するもので、電気的に一定比率で液を注入する方式と、本管流量によって混入部が増減作動する電気の不要な機械式方式がある。電気式は一般に高価になります。

    流量比例式混入器
    関連製品
    混入器
  • 量水器(りょうすいき)

    流量メーターのこと。ウォルトマンタービン式量水器を参照してください。

    関連製品
    量水器
  • ルーツガード(るーつがーど)

    ドリップチューブを土中に埋設すると、作物の根が水を求めてドリッパーに侵入します。それを防ぐために、根の侵入を防ぐ薬剤を浸透させたドリップチューブです。

    ルーツガード
    関連製品
    ドリップかんがい
  • レイフラット(れいふらっと)

    簡易的にホースから分岐を取るために用いる継手です。ホースに孔を開けて、片面が板状になった継手をホースに入れ、外からナットで締め込むことにより、板とナットの間にホースをはさんで固定し分岐口とします。

    レイフラット
    関連製品
    ドリップかんがい
  • レインガン(れいんがん)

    大型のスプリンクラーを銃に見立ててレイン(雨)ガンといいます。一般的には取付口径が40mm以上のものをいいます。

    レインガン
    関連製品
    大型スプリンクラー
  • LPD(Leakage Prevention Device)(えるぴーでぃー)

    ボタ落ち防止弁を参照ください。

  • SODカップ(そっどかっぷ)

    ポップアップスプリンクラーの頭部に取り付けるカップ状の蓋です。芝生を生やしたり人工芝を付けたりしてスプリンクラーを見えなくして美観をよくするのに使います。

    SODカップ
    関連製品
    ポップアップスプリンクラー